現代自動車が日本撤退
日本の自動車市場が縮小傾向にあることを反映し、どんどん日本車が「日本市場に合わない」というか、他市場向けに開発されたものを日本市場にも流用する傾向が増えてきました。スバル・レガシィが長らく1,700mm未満の全幅を堅持してきたのが、先のモデルチェンジで一気に1,780mmに拡大(北米市場重視へ転換)したことや、日本でも比較的販売好調だったはずの日産ティアナが、「日本→アジア」へとデザインテーマを変更させた(日本人に馴染みがあるのはBMWやメルセデス流の短いフロントオーバーハングとしっかりとした長さを持ったボンネットフード)ことがよい例です。
本来、日本のほとんどの人は自家用車など不要で、どう考えても公共交通機関を利用したほうが便利でコストもかかりません。本当に自家用車を必要としているのは、人口の1割未満の公共交通機関の未発達な地域の人だけかもしれません。それが、経済成長に伴うステイタスシンボルとして自家用車が買われていただけで、一気にそのあるべき姿に戻りつつはないにせよ、日本市場は縮小するべき運命にあるのでしょう。
そこへ値段以外に特徴のない、「亜日本車」の現代自動車のパイは当然ないわけで、撤退は必然だと思います。一部報道にあるとおり、利益率の良い中大型車中心の戦略も過ちの1つでしょうが、仮にコンパクトカー中心の戦略だったとしても、日本には軽自動車という無敵の存在がありますから、たぶん勝ち目はなかったと思います。
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