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映画・テレビ

2018年2月18日 (日)

愛を語れば変態ですか(映画)

奥さんに浮気されたのは自分が仕事ばっかりしていて奥さんを顧みなかったからだと考えた男が、奥さんと2人でカレーの店を始めようと思って準備しているところに、アルバイトの面接に来た横柄なフリーターや店を手配した不動産業者や奥さんの浮気相手がやってきて、最後は乱闘するという映画。

奥さん役が黒川芽以で、この人は確かにこういう役(たくさんの男の興味関心を惹く女性役)に相応しい風貌だと思いました。すごく美人とか可愛いわけでも性格がいいわけでもないけれども、モテモテな女性というか、断れずに二股三股となる人の標本みたいな。

終盤外に出ますが、ほぼ開店前のカレー店内と玄関先で話が進行します。映画にしないで舞台でいいんじゃないの? と思いますが、空が高いから雰囲気は映画のほうがいいかもしれません。そういう感じなので、話の流れもちょっと無茶が多い。コント劇っぽい感じというのでしょうか。

オチも、奥さんが逆切れ的になるという、最後そうなるんだったら最初っからその男らしい感じで男どもを手玉に取ればいいじゃん、と思ってしまうところが残念でした。「そのオチですか?」みたいな。ただ、黒川さんがやったらなんだか説得力があって、まあいいかみたいなのも事実ではあります。

2018年2月17日 (土)

百円の恋(映画)

引きこもりのどうしようもない女の子(といっても32歳)が、プロボクサーになる話。引きこもりでどうしようもないぶよぶよの安藤サクラが、プロテストと試合のために締まった体に変わるところがとりあえず興味深かったです。

引きこもりだったのに、ボクシングを始めるきっかけになった新井浩文がまたプロボクサーとは思えないどうしようもない男(現役中も喫煙するし、飲むし食う)で、そういうどうしようもない人でも頑張ればちょっとは他の人の心に響けるんだよ、という応援の映画かもしれません。

とはいいつつ、そういう境遇の人に頑張れという勇気を与えるかもしれませんが、そう受け取れる人はすでにもう少しマシな環境にいるはずだから、結局普通にストレートに「どうしようもない人が頑張ったけど、見苦しいよな」と一般には受け取られてしまうのかもしれません。難しい映画です。

2018年2月15日 (木)

ひそひそ星(映画)

血液と人体の断面にこだわる、乱闘やバイオレンスが欠かせない園子温監督が25年前から温めていたという脚本の映画化。誰も制作費を出さないから25年待ったけど、やっぱり誰も出さないから自分で出した(いわゆる自主制作)という、つまり自分は作りたくて仕方ないけど、他人の賛同は得にくい内容ということです。

実際、アンドロイドが1人で宇宙を巡って荷物を届けてまわるだけの映画で、とてつもなく退屈です。お届け先の星は全部、津波で荒廃した福島県南相馬市と浪江町(でロケ)。

観る価値がないとは言いませんが、園監督のファンでもなければ観ないだろうし、他の映画とぜんぜん違う(これでお金儲けしようとは思っていない。芸術家が「表現した」ということ)から、観なくてもいいと思います。

2018年2月14日 (水)

地獄でなぜ悪い(映画)

園子温監督の映画はたくさんあるので全部は観ていませんが、「冷たい熱帯魚」に始まり「恋の罪」「ヒミズ」「希望の国」「愛のむきだし」「ひそひそ星」「ラブ&ピース」「リアル鬼ごっこ」といったところを観ています。とにかく「血液」と「人体の断面」にこだわりがある監督なので、R12にもかかわらず、この映画でもそれはふんだんに登場しますが、個人的にはさすがにもう見慣れたというか見飽きたというか手の内がわかっているというか、滑稽ですらありました。

初の「娯楽活劇」というだけあって、冒頭から伝説の日活無国籍アクションのオマージュだかパロディっぽさを感じました。が、だんだんそれも薄らいで、「園節」という風情になります。最後の乱闘なんて、かなり滅茶苦茶で、たぶん「可笑しさ」のクライマックスなんでしょうが、その可笑しさが「カメラを回しながらマシンガンで人間ミンチを作成」とか「頭に日本刀が刺さったまま、その日本刀で障子を破る」とか、文字だけ見たら不謹慎さすら感じるもので、これぞ園監督。たぶん、「リアルに普通の人が紛争地なんかじゃこういうことをしていうんだよ、世界では」というメッセージなんでしょう。普通の市民同士の紛争で、首の千切り合いなんかをしているところもありますから。

登場人物がこれまでになく超豪華で、園作品常連のでんでんさんも、奥さんの神楽坂恵なんかも、ちょっとしか登場しません。かわりに、「冷たい熱帯魚」を除いてちょい役が多かった渡辺哲さんがたくさん出ていました。初登場の國村純さんも、園監督にかかれば首がちょん切れて「アボ~ん」な表情でお亡くなりになります。二階堂ふみちゃんだけは、あまり汚れというか穢れがないかな? と思えますが、役柄自体が穢れているような気がしないでもないです。

2018年2月13日 (火)

必殺剣 鳥刺し(映画)

殿様が側室の言うままに悪政を働くので、自己犠牲精神に基づいて側室を刺殺した藩士へのお咎めが、「1年間の閉門(幽閉)と降格」だけだったことに始まる話。その沙汰を下したのには裏があったという話が中心です。

悪い側室役が関めぐみちゃんで、さっさと冒頭刺殺されてしまうのが残念ですが、いい存在でした。お咎めを受けた藩士が豊川悦司さんで、奥さんが亡くなったこともあって斬首覚悟で犯行に到ったわけですが、その奥さんの姪の池脇千鶴ちゃんから生き続ける希望をもらいます。相変わらず池脇さんが可愛い。見た目じゃなくて、動きと言葉(つまり演技)で可愛さを印象づけられます。

最後は悪い裏事情というか計略にはまって豊川さんはお亡くなりになり、そこに到る経緯で痛い痛い血まみれシーンというか殺陣があって、時代劇ファンの期待に応えるでしょう。豊川さんの帰りを待つ池脇さんが気の毒ですが、そういうキャラだからこれまた可愛さ倍増です。

2018年2月12日 (月)

ぼくたちの家族(映画)

母親の言動がおかしくなったことから病院受診、脳に問題(腫瘍)があるという診断で、「この1週間が山でしょう」と言われてしまうことに始まる物語。「どう(治療を)しようもありません」と入院すらさせてもらえないことから、せめて治療をしてくれる病院を探すうちに、「脳腫瘍じゃなくて悪性リンパ腫の可能性がある」という診断をしてくれる病院を見つけ、「悪性リンパ腫」の確定診断を得て治療もしてもらえます。

まあそれはそれでいいとして、父母に息子が二人、長男の嫁(懐妊中)あたりが主要な登場人物ですが、全員ボンクラなのがポイント。映画や物語では、たいてい誰かヒーロー格がいて、格好良く物事を解決するものですが、そういう人は出てきません。「悪性リンパ腫」の確定診断に到る最初の病院の医師(ステロイド投与に反応があった点に着目)と、確定診断した紹介先の医師がちょっと格好いいかも、という程度。そのボンクラさ加減が、一般人のよくある話っぽくてリアルではありますが、ちょっとボンクラさが過ぎるような気もします。観ているお客さんに「こいつらボンクラ」と思わせるために、ちょっと脚色しすぎたのでしょう。例えば、自家用車が古いクラウンなんですが、ベコベコに凹んでいます。そこまで凹ませなくてもいいだろうにと思いました。

2018年2月11日 (日)

にがくてあまい(映画)

わかりやすいラブコメディーでした。こういう映画は血も出ないし、安心して観ることができます。野菜嫌いの女子がベジタリアンの同性愛男性と同居して野菜が好きになり、野菜農家の実家との関係も修復されるというような内容。

僕は外食するとき、肉はどうでもよくてとりあえず野菜があればいい(魚はたまに食べたい)というような人なので、菜食主義ではないけれども心情的菜食主義ぐらいの気持ちです。弁当でも外食でも、野菜の多い(豊富な)メニューを選びます。家で鍋をすると、ほとんど豆腐しか食べません。肉や魚は鍋の出汁、野菜は増量目的という感じです。

それはどうでもいいとして、同性愛男性がベジタリアンという割に牛乳を飲んでいるような気がしたのですが、豆乳だったのだろうと解釈しています。あとで豆乳を料理に使うシーンがあったし。とにかくこの男性、野菜をやたらと細かく切ってしまう(料理人がよくやる)のですが、野菜嫌いの実家(男性憧れの農家だった)で、野菜嫌いの父に「もっとざっくり切れ」と言われるところで拍手しました。日本人なんだから、もっと素材を活かさないと。

あと、こういう食べ物が登場する映画だからよけいにそう思うのですが、野菜嫌い役の川口春奈さんの食べかたが綺麗だったのに感動です。例えばシチューというのは洋食だから、本当はお皿を置いて食べるべきなのですが、あえて手に持って食べたところが素晴しい。箸の使いかた(器を持って箸を手にするときの所作)も完璧で、こういう細かい演出が効いているところが、この映画最大の魅力だと思いました。

2018年2月10日 (土)

さいはてにて やさしい香りと待ちながら(映画)

ちゃんとわかっていないのですが、要するに、船に乗っていた父が船と一緒に行方不明になって一定期間過ぎたから、失踪宣告によって相続を受けたお嬢さん(永作博美)が、父の船小屋でコーヒー豆を売りながら父(と一緒に船ごと行方不明になった人)の帰りを待つ映画。

相続を受けたといっても、ほとんど借金だけだったみたいです。それは冒頭ポンと返します。なぜ返せたかははっきりしなくて、最初はモヤモヤしますが、たぶんコーヒー豆がよく売れて儲かっているんだろうかと思われます。船小屋を改装してコーヒー豆を売り始めるその改装費がどこにあったのかも同様に謎ですが、同じ理由でしょう。

そんなことは(気になるからしょうがないにしても)どうでもよくて、コーヒー豆を売るいっぽうで、店ではイートインというかドリンクインもできます。喫茶店がないようなところだから、喫茶店代わりということでしょう。その流れで、人々とちょっと交流があって、その話のほうがメインかもしれません。

佐々木希ちゃんが、シングルマザー役で出てきて、ちょっとあまりいい母親ではない風ではありますが、可愛いし最後は改心する(永作さんと一緒にコーヒー豆を売る)から、それでいいのです。

2018年2月 9日 (金)

ストロベリーショートケイクス(映画)

4人の若い(20代?)女性の日常を描く映画。フリーターと派遣型風俗嬢/会社員とイラストレーターという2名ずつが、生活というか人生において互いに接点がありますが、ペア同士の交わりはありません。

原作者がイラストレーター役で出演していて、だからきっと原作に忠実なんだと思います。読んだことがないから何ともいえませんが。読んでいようがいまいが、観ていて辛いとか眠くはなりませんでしたが、あまり男が観て面白いとは思わないかもしれません。だから、一緒についてきた男性向けサービスシーンが若干あります。

正直に申し上げて、この映画で印象に残っているのは2点。フリーター役の池脇千鶴さんが相変わらず可愛いのと、池脇さんが乗っているVespa。この映画のためだけに免許まで取った(原付版Vespaだといいシーンが撮れなかったらしい)そうですが、確かにちょっとクラッチのつなぎかたが、Vespaに乗る人にしてはイマイチでした。

ただ、僕は大学生のときに3回ぐらいVespaに乗った(すぐ壊れて修復不能になったから、3回ぐらい)ことがありますが、あのときの感動が甦りました。

2018年2月 8日 (木)

淵に立つ(映画)

日本とフランスの合作だからか、少し不思議な雰囲気がある映画でした。が、監督も出演者も舞台も全部日本なので、観ていて違和感があるというようなことはありません。ただ、端々がちょっと不思議というか、例えばピアノでなくてオルガンを弾くところなんかが「フランス」っぽい象徴ですし、そういうことの結果として全体になんとなく邦画とは違う感じがしました。

話としては、筋が通らないというか、なんとなく思わせぶりな感じもありますが、浅野忠信さんがお嬢さんの障害の原因を知る重要人物であることに変わりはなく、証明できないから「犯人」とはいえないにしても、日本の警察なら真っ先に疑われる人物であります。

その他、山奥まで潜伏先を追って見つけたオルガンを弾く人が別人だったという話は、「そんな偶然がないとは言わないけど、おかしすぎるでしょう」と(オルガン人口を鑑みて)日本人の感覚としては思います。

浅野忠信さんはもちろんのこと、父と母のお二人も演技が秀逸なので、観ていて大変安心できました。お嬢さんの真広佳奈さんは、ときどき辛そうにしているのが気の毒でしたが、ちゃんと映像にするところがフランス流なんでしょう。話はおかしい気もしますが、そういうところで観る価値ありだと思いました。

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