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映画・テレビ

2017年11月22日 (水)

鍵泥棒のメソッド(映画)

何をやっても全然ダメでどうしようもないから首を吊ろうとした売れない役者(堺雅人)が、首すら吊れない(失敗する)で、空っぽの財布にあった銭湯のタダ券を持って銭湯に行くと、羽振りの良さそうな男(香川照之)が目の前で転倒して気を失ってロッカーの鍵を落としたので、ハッと思いたって自分の鍵とすり替えたことに始まる物語。

冒頭に開陳されていますが、香川さんが銭湯に来た理由は、殺人をしたときに浴びた返り血を洗おうと思ったのでした。堺さんは香川さんのロッカーの中のものを自分のものにし、車の鍵(リモコン)を操作すると立派な外車(といってもクライスラー300ですが)で香川の家に行くと高級そうなマンションで、クローゼットを開くと「役者か?」と思うようなさまざまな衣装に小道具があります。クッキーの缶の中には丸めた札束が。

その後いろいろあって、最後まで楽しく観ることができました。最近あまり見かけない広末涼子が出てますが、こうやって演技している姿を観るといい人そうなんだけどな、とご本人のお人柄のことがどうしても気になってしまうのでした。

個人的には、ダメ男の堺さんのダメさ加減と、完璧な香川さんの完璧さ加減がとても勉強になりました。本当に、世の中ダメ男がいっぱいいますが、こういう映画を観てよく学んで欲しい。成果は、(有効な)努力なくしてはついてこないのです。

2017年11月21日 (火)

海街diary(映画)

鎌倉で暮らす三姉妹に、腹違いの妹が加わって四姉妹の生活が始まるとういうような話。「箱入り息子の恋」や「うた魂」の夏帆さんが三女役をしているので観ました。長女が綾瀬はるかで次女が長澤まさみ、そして四女が広瀬すずです。

夏帆さん目当てでしたが、この映画は完全に主役がすずちゃん(役名)でした。しかも、他の3人を足してもおっつかないぐらい、1人だけ目を惹く明らかな可愛さ。夏帆さんが平岩紙ちゃんに見えてきました(魚みたいな面白い顔という意味)。

原作が女性向けマンガだから、あんまり男が観て面白い話ではないですが、是枝裕和監督なので、観ていて苦痛ではないし、眠くもなりません。観て「損した」と思うようなことがない、いまどき珍しい映画でした。

2017年11月18日 (土)

009ノ1(映画)

「ゼットンの娘」長澤奈央が出ているというから観ましたが、どこに出ているのかわかりませんでした。「女サイボーグ ミリアム」役らしいのですが、何しろつまらなくてほとんどずっと寝ていたのと、誰が誰だか名札でもつけてもらわないとわからない。原作マンガを読んでおかない人お断りということでしょうか?

あとから調べて画像を並べて見比べてみましたが、ゼットンの娘のときと時差が8年あるのと、ゼットンの娘のときは素に近かったのが、女サイボーグでは化粧が濃すぎて全然同一人物だと思えません。どうにでも変身できる便利なお顔素地ということでしょうか。

何だかよくわからないバイオレンスシーンもあるみたい(ほとんど寝ていた)ですが、もっととんでもない映画の残虐描写も観ているし、幼稚園児向けのヒーローショーの殺陣を観ているみたいで、本当につまらなかった。これでR15+指定になったのは謎です。男女が裸で腰を密着させて振るシーンがある(寝ていて観ていません)から?

2017年11月17日 (金)

うた魂(映画)

歌っているときの自分が大好き(歌は上手いし容姿は可愛い)だという自意識過剰な合唱部の女子高校生が、憧れていた生徒会長に自分が歌っている写真を撮られ、それを見た自分の顔に驚き(面白い顔をしていた)、なおかつ生徒会長に「産卵中の鮭みたい」と笑われ(生徒会長は褒めたつもり)、さらに生徒会新聞にその写真を載せられて、合唱部からの退部を顧問に申告してから、立ち直って自分自身のナルシストさを改善して成長するお話。ベタなテーマと内容ですが、息つく暇もない展開で大変面白く観ることができました。

こういう歌を歌うシーンが多い映画は、下手をすると歌のシーンが冗長で眠くなってしまうのですが、眠くならないどころか合唱の魅力が満載で、「ずるいな」と思ってしまいました。主役の夏帆が本当に魚みたいな顔で可愛いし、合唱部長の亜希子と主人公に意地悪を言う役(主人公に原因があった)の岩田さゆりと、この3人のうち誰が一番好きかを考えながら観ました。個人的に美少年タイプが好きだから亜希子かなと思いつつ、普通に見た目だけなら岩田さゆりだし、友だちになるなら夏帆だなとか。ぜんぜん本筋とは関係ないのですが。

薬師丸ひろ子は好きではないのですが、何しろ面白いと思った映画だったので、まあまあだと思いました。歌もまあまあ上手かった。まあ、一応歌手ですから。

2017年11月14日 (火)

破獄(テレビ東京 開局記念日スペシャルドラマ)

ビートたけしさん主演、その他吉田羊・満島ひかり・寺島進など出演の(比較的)豪華なテレビ東京開局記念ドラマ。太平洋戦争開戦ごろから敗戦後の占領下ごろの実在の脱獄王をモデルにした吉村昭の同名小説を基に、脱獄王と看守の死闘とその周辺事情を描いたドラマです。

映画監督として評価されているたけしさんが、役者として3年ぶりの主演というのが目玉のようです。実際、演技なのか地なのかわからない独特の魅力ある演じっぷりは健在で、この人は本当にすごい人だなと改めて思いました。脱獄王役の山田孝之さんが普通(優等生タイプの役者ですね)に見えるぐらい、ものすごく説得力ある演技だと思います。脱獄王の配偶者役の満島ひかりさんも、相変わらずよかった。

他豪華出演陣は、間違いのない確かな演技で、この視聴率6.9%だったというドラマ(現代的には高いか低いかよく判断できません)を支えていました。僕は、映画を観ているつもりだったのが、エンドロールがTVドラマ風だったところで「TVドラマだったのか」と気付きました。まあ、2回目を観ようという話ではありませんが、少なくとも僕が眠くはならなかったという意味で、大したものだと思います。

2017年11月13日 (月)

さよなら歌舞伎町(映画)

歌舞伎町のラブホテルでの1日を切り取って、そこにかかわる人々の日常を描いた群像劇映画。といっても、ホテル以外の場面もあります。

とにかく眠かった。日常の描写だから、どうでもいいといえばどうでもいいことなわけで、故郷にいるはずの妹がいてAV出演しているのは事件かもしれないけど、どうでもいいといえばいい(自分は困らない)ことだし、同棲相手(前田敦子)が枕営業しに来たのは事件かもしれないけど、そういうこともあるだろうし、従業員が公訴時効まで24時間で不倫しに来た「こんな男の目線を奪いそうなおまわりさん見たことないぞ?」なおまわりさん(河井青葉)に見つかってしまうのは事件だし、それを逃がしてやろうという雰囲気はどうかと思うけど、司法警察職員がそういうお目こぼしをすることは現実によくあることだろうし、何か煮え切らない映画でした。
南果歩さんが出ている(チョイ役ではない)のですが、この人は「阪急電車」のときも思いましたが、まったく存在感のない人で、そのことが驚きです。芝居がうまいというか、いい役者だということなんでしょう。

2017年11月 9日 (木)

殿、利息でござる!(映画)

「お上からの課役が住民に重くのしかかるので、お金を出し合って藩に大金を貸し付け、その利息で負担を賄おう」という、一種の協同組合的ファンドを実現した史実に基づく歴史映画だというのですが、その史実に違和感を持ちました。

藩が利息をちゃんと払うというのがまず嘘くさい(ある程度このシステムで運用されたあとで、実際にやっぱり踏み倒されたらしいです)し、藩というのは営利企業じゃないから、その利息の原資は結局誰かの負担なわけで、近代国家なら景気がよくなって法人税が増えて万事OKみたいな話もわかりますが、江戸時代ならどこかの誰かがよけいに苦しむことになっているのではないかと。

というような疑問はさておいて、出資を募るドタバタ苦労の話としては面白いと思いました。自分の懐はちっとも暖まらないし、自分の売名行為にもならないけれども、みんなの幸せのために出資するボランティア精神というのは美しいし、それに抵抗があるものも、最終的には賛同する(泣く泣くですが)というところも美しい。お金持ちが「恵まれない貧困国の子どものために」といってする募金(実際に何に使われているかは、想像するより他ない。もしかしたら運営費に相当使われている=かなりロスが発生している=かもしれない)より、自分たちの目に見えるところで「あれは俺の金が使われているんだ」と思えるところもいいと思いました。こういうことができる信頼感があるのがいいという意味でも。

2017年11月 8日 (水)

コンセント(映画)

田口ランディとかいう人の処女作の映画化だそうです。精神世界の話で、何だかよくわからないところも多々ありますが、餓死した兄役の木下ほうかさんが、心に問題がある生前の姿をあの調子で演じていて、この人はこれ以外の芸がないのかな?とちょっと思いました。はまり役なんですが。

主人公の妹の人をどこかで見たことがあると思ったら、「八日目の蝉」のそうめん工場の娘でした。「八日目の蝉」はこの映画の9年後の映画だから、ちょうどいい感じで若いときとちょっと老けたときの差があって、面白く感じました。

映画そのものは、正直言ってつまらないです。精神世界に興味がない、僕のような単純な人には眠くて仕方がないうえに、出演者の台詞まわしが、もしかしたらそういう演出なんでしょうが、ほとんど棒読みで感情が入っていないから、よけいにお経を聞いているみたいで眠くなります。

2017年11月 7日 (火)

ヒミズ(映画)

借金を作って失踪(というかお金をせびりにときどき帰ってくる)した父と、パチンコか男遊びに明け暮れる母(やがて失踪)に絶望し、「自分は究極の普通の大人になる」と決心して家業の「貸しボート屋」を営む中学生男子と、親(主に母)に虐待される中学生女子(同級生)がお互いに支えあって生きる希望を持つに到るまでの映画。

園子温監督なので、無駄に暴力と出血シーンはありますが、「冷たい熱帯魚」や「恋の罪」ほどのグロいシーンはなく、血が出ても肉体の破壊がない(顔を殴られて出血はするけど歯が折れたりはしない)など、表現が穏やかだと思いました。「でんでん」さんが「冷たい熱帯魚」に続いて、普段のイメージとは逆の役で出ていますが、上手いと思いました。あと、この監督の常連というか奥さんの神楽坂恵はじめ渡辺哲・吹越満・黒沢あすかが出てきますが、完全にどうでもいい役。いなくても本筋にほとんど関係なし。

途中までは、何だかよくわからないというか、いつもほど過激じゃないのはわかるとして、抽象的というか文芸的でわかりにくい感じでしたが、要するにモヤモヤする時期である中学生が自己の可能性を矮小化して絶望しかけたのち希望に目覚める様子を、東日本大震災の被災者もそうなってもらおうと、イメージを重ね合わせて応援しようという意図の映画だと理解しました。その意図が上手く表現できているかは何とも言えませんが、最後に清清しい気持ちになったので、僕はいいと思いました。

2017年11月 5日 (日)

ビリギャル(映画)

話題の映画だからあらすじは知っています(というか、「偏差値30から慶応大学に現役合格した話」ということ)が、個人的な思いとして、「そんなに慶応大学っていいのか?」と思うので、原作も読んだいないし、映画も観ませんでした。一般入試で入る人はうんと勉強しているから「すごいだろう」と誇れるでしょうが、「慶応大学出身」には、幼稚舎(入学試験に学力テストはない)からあがってきている人もいることを忘れてはなりません。

人それぞれ考えかたはいろいろあるでしょうが、僕なら受験のために猛勉強するなら国立大学に行きます。一応、世間(社会通念)的に慶応大学と早稲田大学は国公立大学に準ずるとされていますが、その程度の認識のために、どうしてあんな無駄に熾烈な競争に勝つための猛勉強をするのかさっぱりわかりません。それを補って余りある何かがある(学閥など)というのでしょうが、いまどきあまり関係ないようにも思います。まあ、国立大学に行くより、お金持ちの友だちは多くなるだろうから、何かいいことがあるかもしれませんが、お金持ちと付き合うと必ずお金持ちじゃない人は疲弊します。

というようなことはともかくとして、僕は頑張る人の話は好きなので、とても楽しく観ることができました。親と子の関係の話としても、実際に子どもがいる身として、興味深く観ました。特に僕自身が父親だから、自分の叶わなかった夢を息子の押し付ける姿は、僕はそんなことはしていないつもりだけど、暗にそういうことをしていないか改めて自己点検しようと思いました。例えば、自分の価値観を押し付けていないだろうかなど。

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