アニメ・コミック

ブラック・ジャック

手塚治虫の代表作のひとつですが、僕が初めて読んだのは小学校3年生ぐらいのときにおばあちゃんの家(実家の隣)に行ったとき、父が独身のときに使っていた部屋の書架にあったからです。それは(たぶん)当時最新刊の16巻でした。家に本を置く場所がない(今でもそうですが、うちは本だらけの家)から、父はこっそりおばあちゃんの家に蔵書していたようです。ちなみに、当時父が勤めていた会社の倉庫にも蔵書があり、父が数年後に転職する際、大量の本をトラックで引き取りに行った記憶があります。

ブラックジャックを初めて読んだとき、血が苦手な僕が大丈夫だったのは、単純にカラーじゃなかったからでしょう。でもその不気味な描写と、でも物語に引き込まれるストーリー展開が印象に残っています。大学生のときに秋田文庫で全巻揃え、勉強の本よりこればっかり読んでいたような気がします。それでボロボロになったので、大学を卒業して実家に戻ったとき、歯抜けになっていたチャンピオンコミックスをもう一度揃えて、今に至ります。

そしてうちの小2の長男が、読みふけっています。チャンピオンコミックスはちゃんとふりがなが振ってあるから、じゅうぶん読めるんですよね。

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銀河鉄道999

少し前までBSで再放送していましたが、子供たちのために録画したのを夏休みによく見ています。子供のときはそうは思わなかったし、TVアニメは原作を冗長に引き伸ばしているような部分もあるので、あまり気にはならないのですが、改めて原作を読むと本当によくわからないマンガです。宮崎賢治の銀河鉄道の夜もよくわからない物語ですし、松本零児さんのマンガの傾向なのかもしれませんが、宇宙空間の謎並みによくわかりません。

永遠の命を得るため機械の体になるというのも謎に満ち溢れていますし(というのも機械といえども永遠ではないはずだから)、高価な機械の体をタダでくれるからそこまで行くというのも変な話ですし、機械人に実母を殺害されながら自ら機械人になろうという心理がよくわからないし、長旅の途中で不思議な体験をしまくるし、節々で哲学的な話になるし、本当に難しい話です。子供向けのアニメにするのはかなりの力技ですね。と思いつつ、いまどきのアニメのほうがずっと難解なので、これでもいいのかもしれません。

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ハクション大魔王

我が家のトイレの棚には、食玩の細々とした怪獣やらなんやらがたくさん並んでいますが、大阪万博のタイムカプセルの展示台をひっくり返したものに水を入れ、バルタン星人を入浴させるのが、うちの子供たちは大好きです。ゲゲゲの鬼太郎の猫娘が魚をくわえているジオラマの池に、本当に水を入れるのも好きです。何度やめなさいといってもやめませんでしたが、最近しなくなったなと思っていました。Hakushon

ところが、先週から展示台の「お風呂」にハクション大魔王の壷が入浴されています。

ハクション大魔王は今でも再放送している息の長いアニメですが、1969年10月が初回放送だというので、もう40年も前のことです。敗戦から24年、まだ日本が今ほど豊かではなかった時代を背景にした設定だし、現代の子供の視点で見るとなかなかわかりにくい内容もありますが、うちの子供たちは喜んで見ています。話が単純でわかりやすいのも、現代のアニメとは違っていいと思います。

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ガンダム30周年

残念ながら、僕は子供のころから今に至るまで、一切ガンダムに興味がありません。小学生のころ、まわりはみんな「プラモデルといえばガンダム」でしたが、僕はひたすら田宮の1/24スポーツカーを作っていました。デパートで「ガンプラ」を買うために並んだ子供たちがエスカレーターで将棋倒しになるような事件がありましたが、「そんなに欲しいのか」と不思議でした。僕の弟が、ガンダムが好きだけど不器用でプラモデルを完成できないというので、代わりに作ったことはありますが、自立させるために不自然に太くて大きな足が不恰好で、まったく美的ではないと思っていました。

でも30周年だそうで、いろいろなイベントもあるようです。長く人気が続くとは大したものだと思いますが、残念ながらやっぱり何の興味もありません。モビルスーツという「機械化歩兵」そのものは、ゲーム「グローバルフォース 新戦闘国家」で、その驚異的な能力を利用させていただいた時期もありましたが、やっぱり「これがあるかないかでぜんぜん違うゲームになってしまう」ところに違和感を感じて、今は封印しています。だってかなり難易度が高い「メトロポリス」が、機動歩兵2隊を派遣するだけで、(あとは初期配置の兵器だけで)簡単に10ターンほどでクリアできてしまうのですから。

現実の最新兵器「無人爆撃機」と違って、人間味があるところだけは救いだと思います。

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シュマリ

明治初期の北海道を舞台にした手塚治虫の漫画ですが、手塚治虫本人は北海道には実際には1回しか行ったことがないそうです。だから資料と想像力で描いたんでしょうね。

だから、やや事実誤認というか考証が事実とは食い違うような部分(アイヌの言葉の表記や、エゾオオカミが家畜はともかく人を襲ったかどうかなど)もあるそうですが、時代背景を利用したフィクションという意味では、「アドルフに告ぐ」に代表されるように手塚治虫お得意のジャンルですから、大変面白い物語だと思いました。

特に興味深いのが、有名なお話ですが、連載時の扉絵がアニメーションの1コマになっていて、通してみれば1つのアニメーションだし、その1回1回がそのときの内容を表しているというところが、ただの天才じゃない手塚治虫の見事なところです。

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未来少年コナン

雪遊びポイントまで自宅から2時間ほどかかるので、車内での子供たちの暇つぶしに「未来少年コナン」のDVDを持って行きました。

1978年4月が初放映だというこのアニメ、僕自身リアルタイムで見た記憶はありませんが、少なくとも当時使っていたお弁当箱と水筒と靴が「コナン柄」で、コナンの絵本があったことはなんとなく覚えています。その他作中のさまざまな描写も記憶にあるのは、あるいは絵本のおかげなのかもしれませんが、再放送を見たのはまちがいないのでそのせいでしょう。

宮崎駿さんの初監督作品で、宮崎アニメの原点だとも言われる通り、宮崎さん演出の特徴がすべて備わっています。たとえば緩急というかメリハリというか緊張と弛緩というかであり、登場人物が単純に悪人と善人という勧善懲悪でなく、悪人・疑悪人・主人公みたいな。そしてこのアニメから、のちの宮崎アニメというか各種映画作品が派生していった気がします。

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残酷な天使のテーゼ

TVをあまり見ない僕は実際に見たことはありませんが、それでも名前ぐらいは知っている「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌(オープニングテーマ)だそうです。このアニメは1995年秋から放映だそうで、当時僕は大学4年生。卒業に向けて必死だったときです。

ちょっと世代がずれている僕ら世代でも、一度聞いたらつい反応してしまう曲で、今も大人気だというのもうなずけます。名曲とまではいかないかもしれませんが、秀逸だと思います。この曲を、「グローバルフォース新戦闘国家」のオープニング映像と合わせたものがYouTubeにあって、「おお、ぴったりだ!」と思いました。うまくやる人がいるものですね。

定番アニメソングということで、これを聴いていたら、配偶者に「アニメオタクみたい」といわれました。本人としては、アニメオタクというより、懐メロに近い感じで反応しているようです。歌いやすいらしいので、カラオケのレパートリーに加えようと思います。

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ブラックジャック(手塚治虫)

我が家の書架に(ほぼ)全巻そろっているチャンピオンコミックスのブラックジャックを、長男が読み耽っています。僕が独身のときに買いためた文庫版の手塚治虫マンガも大量にあってそれも読んでいますが、チャンピオンコミックスは少年向けだけあってふりがながふってあり、まだ漢字がほとんど読めない小学校1年生の長男でも読みやすいようです。

僕がブラックジャックを初めて読んだのは小学校3年生だったと思います。マンガそのものが初めてでした。図鑑や百科事典や「○○のひみつ」みたいな絵や写真の多い本か、そうでなければ物語本ばかり読んでいた僕は、そのブラックジャックでマンガ本の「お作法(右上から左へ下へとコマが進む)」を知ったのでした。というより、文字がほとんど会話だけという世界も新鮮でした。

血が苦手な僕が平気だったのは、カラーじゃなかったからでしょうね。この本を読んで得た医学的知識が、少なからず今の仕事の役に立っていなくもないです。

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千と千尋の神隠し

前作「もののけ姫」は、血が出る(僕が個人的に血に弱い)のであまり感心しませんでしたが、この映画にはとても心を奪われました。映画館で見るべきだったのかもしれませんが、2001年の夏は長男誕生などでなかなか落ち着かず、結局DVDになるのを待って見ました。赤味が強いと苦情殺到だったそうですが、まあそういうもんだと思えば気にならないですし、それがこの映画に何らマイナスの影響はないと思います。

世界中で各種の賞を獲得したわけですが、「風・スローダウン」が関西の人にしかよくわからないんじゃないの?というのと同じように、この映画は日本人にしかわからないんじゃないかと思います。もっとも日本という国の摩訶不思議ぶりというか神秘性が世界に伝われば、それはそれでいいと思います。とはいえ、冒頭に千尋の両親が食事をする食堂街の風景が台湾の風景に似ていたり、湯屋の佇まいが日本の温泉宿なんだけど、後ろ側が西洋風(古城風)だったり、まあそういうゴッタゴッタした混沌具合もアジア的というか日本なんですが。

個人的に気になるのは、千尋の家庭の自家用車がアウディなのにペダルが1本多い(ブレーキペダルの形からするとMT風なのでクラッチペダル? 確かに1997~1998・2001年にクアトロ1.8TのMTが輸入されていました。でもブレーキしか踏んでいない―それはそれで緊急時には正しい操作ですが、普通の人はストールしないようクラッチも一緒に踏むはず。AT車なら足踏パーキングブレーキなんでしょうが、当時のアウディは凍結路や雪道でハンドブレーキターンできるようにハンド式だし、現在はセンターコンソールのボタンで操作する油圧式)というところで、宮崎駿さんはかなり自動車に精通している方なのに、監修というか演出というか考証が変(ABSの作動はきっちり演出してあるのに)だなあと思いました。逆にマニアがいろいろ想像できる余地があって、本人は「ニヤリ」なのかもしれませんね。もっとも、それが物語にマイナスになっている部分はまったくないのですが。あと千尋は小学生低学年なのでジュニアシートに座りましょう。

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BANANA FISH

吉田秋生の少女マンガ。10年ほど前の僕は、苛酷な労働環境のため1シーズン2回インフルエンザにかかるような状態でした。ちょうど高熱を出して仕事を休んでいるとき、じっと寝ているのは暇だったので、弟に1,000円札を渡して「なんかマンガ買ってきて」と頼んだら、彼が買ってきたのがこれでした。なかなか引き込まれる内容で、1冊読み終わるごとに「次買ってきて」と1,000円ずつ渡して買ってきてもらい、結局その日のうちに全巻(文庫版で11巻)揃ってしまいました。やさしくていい弟ですが、おつりはもらっていません。高いマンガ本です。

その後書架の肥しになっていましたが、結婚するとき配偶者に「なんで少女マンガがあるの?」と訝しがられながらも捨てられることもなく、このたび歯周病の外科手術後、絶対安静の暇つぶしに読み返しています。

なんでこれが少女マンガなんだろうと思いますが、これは男の人にもおすすめできる名作マンガです。

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