自動車とオートバイ

トヨタ・ノア②

ハブベアリングが傷んでいるファンカーゴのハブベアリングからのゴーっという音に業を煮やし、なんとなく久しぶりにノア(旧型)に乗ってみました。新車で納車されたときに乗って、カックンブレーキ・フラフラの操舵感・アクセルから足を離してもスーッと空走するところなど、あまりの旧態依然(昔の「1BOX車」的感覚)さに眩暈を覚えたものです。

というようなネガティブな先入観を持って乗ってみると、多くの一般人にはこういう乗り物であっても一切不満はないというか、そもそも「両側スライドドアと空間」を安く買っているわけですから、そういう目的にはこのほうが安楽でいいのかもしれません。足を乗せただけでガクっと効くブレーキは、少なくとも間違いなくきちんと減速してくれることは間違いありませんし、フラフラの操舵感は、しっかり直進させようと細かい修正舵をするからよけい不安定になるだけで、とりあえず車線内を泳ぐにはこれでじゅうぶんですし、アクセルを離してもエンジンブレーキで前につんのめらないほうが多くの人には快適でしょうし、減速したければブレーキを踏めばいいわけです。

エンジンの回転が3000rpmぐらいからエンジン音が気になりますが、音質が「強風の日の室内で聞く風の音」みたいで、トヨタはあえてこういう音を徹底して作ったんだろうなと感心しました。たいした技術と努力です。部品屋さんの手柄かもしれませんけど。

走行距離まもなく10万kmでしたが、エンジンのトルクが全域で出ているのに感心しました。洗練とは逆の豪快さ(3S-Gとか2T-Gを思い出しました)がクルマの性格を考えるとどうかと思いますが、記憶の中のステップWGN(2代目)の名機K20よりパワーが出ているような気もします。スムーズさでは勝負になりませんけど。というわけで、たぶん、これを徹底改良した現行形はもっといいんだろうなと思いました。「欲しい人にはお奨めできます」の典型ですね。

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10万km走行(ハブベアリング破損)ファンカーゴ

明石(正確には神戸市西区)からの帰りに久しぶりに有料道路(高速自動車道)を走りましたが、10万kmを越えたファンカーゴは実に不安な乗り物でした。あまり大きな声では言えませんが、毎日新御堂筋を何度も往復していますから、ときには100km/h以上の速度になることもあるのですが、あまり気にはなりませんでした。それが瞬間最大風速だからでしょう。

ところが今回100km/h以上を維持してしばらく走る局面が続いたわけですが、すごく緊張しました。シューンと180km/hを(周囲の走行車両などの状況が許せば)安心して維持できるオデッセイとは違うなあと思いました。もう少し走行距離が浅いころ、8万km程度のころまでは、ときには130km/h程度を維持して走ることもあり、そのときはそうは思わなかったので、そこからの2万kmでヤレが進んだのかもしれません。

この緊迫ムードをあおるのが破損したハブベアリングで、会社が修理の稟議を無視するので放置されたままなんですが(日常走行で困らない)、ゴーッと唸りまくります。焼きついてちぎれて車輪ごと外れる予感(まあ大丈夫でしょうけど)がします。

もともとトヨタ車の例にもれず、横風に弱いとかステアリングの中立付近が曖昧で直進性がいまいち(気にしないで放置したほうがまっすぐ走る)とかということはありましたが、今回は60kmあまり走るだけで、かなり気持ちが消耗しました。乗換えを本気で検討したほどです。ちゃんと整備していない(会社の都合)とはいえ、6年と10万kmでこれではちょっと「?」ですね。

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DOHC VTEC

いまは「新世代VTEC」という意味で“i-VTEC”という呼び方に統一されてしまいましたが、かつては「高回転・高出力」用として“DOHC VTEC”というシリーズがありました。NSXのC30(32)シリーズを筆頭に、各種TYPE RやSiRグレードに搭載されていたものです。型式でいうとB16(18)やF20(22)やH22Aです。

初代(元祖)VTECでもあるB16というエンジンは、低回転側では普通のシビックなんですが、高回転側に切り替わると「出光モーションシビックのような」金属音を撒き散らしながらトルクが厚くなって回転レスポンスもシャープになる「二段ロケット」というか「ジキルハイド」なところが魅力で、F20は横置き用はB16の二段ロケットの差が小さい(でも差がはっきりある)タイプ、縦置き用はS2000のエンジンで、低速と高速の段差はないけどとにかくキンキン回り、H22Aは「爽快ミント味」とも言われた、しっかり低速からトルクを出しながら、高回転もそこそこ回る(現在でもじゅうぶん通用する)特性でした。

僕は(NSXと“S2200”以外は)全部ひと通り乗りましたが、B16とH22Aは今でも新車でほしいぐらい魅力的です。普段は精緻なエンジンの回転フィールを楽しみながら、郊外などで少し低い目のギアでノビノビとDOHC VTECサウンドを歌わせると「ああ、いいエンジンだな」と楽しめるB16は絶対魅力的ですし、H22Aのしっかりした低速トルク(いまどきは普通ですが)と回したときの爽快感(キューンとスムーズではなく少し4気筒のビートを感じさせる)は、「ああ、僕っていまカッコいいな」と勘違いしてしまえるものがあります。

i-VTECの時代のTYPE R用の名機K20を、僕はステップワゴンとユーロRでしか知らない(近所の試乗レベル)のですが、ビデオで見る限りではB16の音とH22Aの回転感を両立させているようです。シビックTYPE R EUROを試乗して「道路へ出て、最初の“ひと加速”をくれた途端、ぼくは、シビれた」と下野康史さんが書いたように、僕が乗っていたEK9の、普通に発進するときにも感じられるあの精緻なエンジンの回転感は、比較するものも的確に譬えて表現するものもないような、乗って感じた人にしかわからないものがあります。下野さんのTYPE R EUROの記事を読んで「ああ、あまりに良すぎて文字で表現できないんだろうな」と思いました。「いいものはイイ」みたいな。

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ロードノイズ

ハブベアリングが傷んで、とんでもない「ゴー」という音を撒き散らす(外からはわかりません)ファンカーゴとともに平日過ごしているせいか、休みの日にオデッセイに乗ると「あー静か」と思う(不具合のある車と比較・対照すべきじゃない)のですが、ごくまれに2列目に座ると「?」と思います。

このオデッセイという車、あくまでも「ドライバーズカー」で、乗り心地を含めて1番快適なのが運転席(と助手席)という、おおよそミニバンらしくない乗り物ですが、騒音に関しても1列目と2列目とでは大違いです。というのも、2列目の背もたれのすぐ後ろ、まさに耳のそばに後輪があるわけですが(どの車も同じ)、セダンならトランクとの仕切りの壁にふんだんに遮音材を詰め込め、普通のワゴンやミニバンだとちょっと床を厚めにして遮音材を挟むのですが、このオデッセイは「低床低重心」がウリですから、ちょっと遮音材が薄い(少ない)みたいです。基本的に静かな車なので、よけいに「ゴー」という音が気になります。ちなみに3列目は、まさに後輪に挟まれていることに加え、背後の荷室とハッチゲートに反響するのもあって、もっと「ゴー」という音に包まれます。

解決策としては、ロードノイズがさらに少ないタイヤにするとか、フロアマットの下に遮音材を敷くとかあるでしょうが、「気にするから気になる」のも事実で、忘れてしまうのが1番でしょう。

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現代自動車が日本撤退

日本の自動車市場が縮小傾向にあることを反映し、どんどん日本車が「日本市場に合わない」というか、他市場向けに開発されたものを日本市場にも流用する傾向が増えてきました。スバル・レガシィが長らく1,700mm未満の全幅を堅持してきたのが、先のモデルチェンジで一気に1,780mmに拡大(北米市場重視へ転換)したことや、日本でも比較的販売好調だったはずの日産ティアナが、「日本→アジア」へとデザインテーマを変更させた(日本人に馴染みがあるのはBMWやメルセデス流の短いフロントオーバーハングとしっかりとした長さを持ったボンネットフード)ことがよい例です。

本来、日本のほとんどの人は自家用車など不要で、どう考えても公共交通機関を利用したほうが便利でコストもかかりません。本当に自家用車を必要としているのは、人口の1割未満の公共交通機関の未発達な地域の人だけかもしれません。それが、経済成長に伴うステイタスシンボルとして自家用車が買われていただけで、一気にそのあるべき姿に戻りつつはないにせよ、日本市場は縮小するべき運命にあるのでしょう。

そこへ値段以外に特徴のない、「亜日本車」の現代自動車のパイは当然ないわけで、撤退は必然だと思います。一部報道にあるとおり、利益率の良い中大型車中心の戦略も過ちの1つでしょうが、仮にコンパクトカー中心の戦略だったとしても、日本には軽自動車という無敵の存在がありますから、たぶん勝ち目はなかったと思います。

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Honda フィットが一部改良

これまで「RS」のみだった1.5ℓ車に「X」というグレードが追加され、これまであったグレードの装備が充実して11月26日から発売されました。というだけならよくあるお話ですが、個人的に嬉しいニュースが盛りだくさんです。

まず「RS」のボディカラーにオレンジ色が追加されました。登場当初からオレンジ色の設定を熱望する人が多数いたようです。「RS」といえば「オレンジ」でしょう。しかも現代風にメタリックなので、かつてのソリッドのときみたいに、だんだん色褪せてきて「タラコ色」になる心配もありません。

それと、これはこっそり追加されていたのですが、1.3ℓでMTが選択できるようになりました。フィットのMTが欲しかったらハデハデなRSを買わざるを得なかったのが、普通の外観のMTを買えるようになったのは嬉しいことです。プライバシーガラスもない銀色の地味で枯れた雰囲気(できればシルバーの鉄ちんホイールにして)乗るのも、欧風で格好いいでしょう。1.3ℓの内装色は黒とブルーのコンビなので、こちらも魅力的です。

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満6年経過の12ヵ月点検(ハブベアリングが傷んでいる)

ファンカーゴでガーガーゴーゴーうるさい音が出ていた原因は、ハブベアリングでした。しかしながら、わずか10万Kmでそんなものが傷むのはトヨタらしくないような気がします。より正確には、旧スニーカーを履いているときから出ていた(現スニーカーに履き替えて改善したということは、保障期間内だからこっそり交換されていた?)ので、僕の走り方の問題かもしれません。

今回もATFを交換してくれませんでした。トヨタの基準では、ATFの交換をしない(昔はどこもそうだったらしい)のが普通なのかもしれません。それか10万km無交換だからもう交換しない腹を決めたのか。たぶん、次回はリースアップで乗換えだと思うので。

フロントのブレーキパッドの残量が1mmだったので交換しました。僕は幼稚園のときからCG誌の読者なので、小林彰太郎さん流の運転が身に染みついているのか、長距離を走らない割にブレーキパッドが長持ちしますが、10万km換えなかったのは初めてです。というか、残り1mmまで放置しておいたともいえますけど。

あと、エアコンの操作盤の夜間照明が消えていたので、電球(まだLEDじゃないらしい)の交換をお願いしたのに、換えてくれませんでした。12ヵ月点検の基本料金外なので、うちの会社の経理と相談しますとのこと(つまり請求するつもりらしい)。そんな数百円のパーツぐらいサービスで換えてほしいものです(工賃を稼ぎたい?)。

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パンクしていてもわからない

ブリヂストンのスニーカーという安いタイヤは、スニーカー2になってずいぶん良くなったと思いますが、磨り減ってくるとガーガーゴーゴーうるさくなってきました。雨が降ると、ファンカーゴが思いがけずトルクがあるからなのか、トラクションが悪いからなのか、ちょっとしたことでやたらとホイルスピンするのですが、あまりホイルスピンさせすぎると、ガーガーゴーゴーがひどくなる(タイヤの表面が乱れるからなのか、ATFもギアオイルも10万Km以上無交換だからデフが傷むからなのか)のが困ります。

ガーガーゴーゴーといった音が激しくなると、「パンクした?」と思ってしまうのですが、残念ながらファンカーゴに限らず、トヨタ車というのは、運転していてもパンクしているかどうかがとてもわかりにくい。前輪ならまだハンドルを捕られる感覚がないわけではないので、かろうじてわからなくもない(もともと直進性が悪い)のですが、後輪だとお手上げです。

いち早くパンクしたことがわからないと、タイヤのサイドウォールを傷めて再起不能にしていまいますし、そもそも危険です。日常点検していれば大丈夫、とメーカーは言うのでしょうが、突然するのがパンク。そういう姿勢がアメリカでのフロアカーペット巻き込みによる暴走事故を招いていやしないかと、以前お客様相談室に意見したときの回答の不誠実さも含めて、心配になりました。世界一になって浮かれているのではありませんか?

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Hondaシビック タイプR ユーロ

今春発売予定が延び延びになっていた欧州シビックタイプRが、いよいよ発売されました。さっそくカタログ(というか公式HP)を確認すると、NAVIがつかない。というか、正確には、ディーラーオプションのメモリータイプのNAVIしかつかないようです。ということは、Honda自慢のInternavi非対応。「これは買えませんねぇ」と落胆してHPを閉じました。

ところがwebCGの下野康史さんが書いた試乗記を読むと、なんだか無茶苦茶いいらしい。下野さんも、あまりの良さにその良さを的確に表現できなかったようです。

うーん、そんなにいいんだったら、NAVIなんかどうでもいいから買おうかな~という気持ちになりつつありますが、いまさら3ドアは買えないから5ドアを作ってほしい(欧州にもない)ものです。そしたらGOLF GTI(の日本版)にMTがなくなったことだし、迷わずシビックを買います。もともとシビックが好きなんだし。

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純正HIDは暗い?

太陽光に近い色温度の放電式ヘッドライト(HID・ディスチャージライト・キセノンなど、みな同じですが呼び方がさまざま)が登場したとき、その明るさ(ハロゲン球比で2倍以上)と色の白さに驚いたものですが、普及するに従ってだんだん「そんなに明るくない?」という人が増えました。僕もときどき旧来のハロゲンライトの車に乗ったときに、ハロゲン球のほうが明るいような気がしますが、HIDが登場する前、黄色いヘッドランプが流行したとき、黄色いほうがコントラスがはっきりして物体がよく見えたのと同じことだと理解しています。

真っ暗な夜の山道を走ると、本当にHIDは驚異的に明るいとわかります。街中だと蛍光灯や街灯の光なんかとHIDの色が似ているので、あまり明るいとは思えないようです。ハロゲン球の赤黄色い色がはっきりわかるからでしょう。

さらに純正HIDの場合、HIDの圧倒的な光量を広く分配する配光なので、イメージとして「薄まった」ような感じがします。例えばハロゲン球で設計されたレンズとリフレクターのヘッドライトの光源をHIDに変えると(汎用キットを利用)、すごく明るくなったことがわかります。

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