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2018年2月

2018年2月28日 (水)

コドモのコドモ(映画)

小学5年生が妊娠して出産するという話。身の毛もよだつような話ですし、展開に無理があると思ったら原作はマンガでした。マンガならいいかと思いますが、実写映画化されてしまうと、やっぱり何とも違和感たっぷりでした。

まず保護者や学校関係者などが気づかないというのが不思議だし、上手く胎児が育つのも「本当か?」と思うし、子どもたちだけで出産を済ませるにいたっては荒唐無稽すぎて笑えてしまいます。しかも出産後にようやく産科を受診して、「信じられませんが、母子ともにいたって健康」と医者に言わせ、「これはコメディー映画だったのか?」とようやく気がつきました。そこはもう終盤です。

担任の教員を麻生久美子さんがやっているのですが、そのダメダメ加減が笑うところか腹を立てるところか最初から判断しかねていたのですが、どうも笑うべきだったようです。

2018年2月27日 (火)

ジューシー豚肉焼餃子(ファミリーマート)

ファミリーマートで「かちわり氷グラス」を買ううちに、108円じゃTポイントがたまらない(200円で1ポイント)ことに気がつき、何かと一緒に買うようになりました。冷凍のたこ焼きや焼売もよかったですが、この餃子は150円(税込162円)にしては美味しいと思いました。

凍ったままレンジで1分半加熱するだけで食べられます。味がしっかりついているので酢醤油もラー油もなくても大丈夫。しかも僕はお弁当のおかずとして食べたから、冷たくなっていましたが全然問題なし。しょうがの味のする、まるで自分で餡を作って包んだ自家製餃子のような気がしました(皮が厚いから、自家製ではないですが)。

肉食文化の浅い日本では、焼き餃子が主流ということもあって薄皮餃子が好まれるような気がしますが、皮と餡とで餃子の味が構成されるということがよくわかっていると思う味。豚カツも、肉は10mm未満のほうが僕は好きなんですが、どうも肉が厚くないと一般ウケしないみたいで、薄い肉の豚カツは淘汰されてしまいました。昔は叩いてまで薄くしていたものですけどね。

叩くのは、箸で切れるように肉の繊維を破壊するのが主目的なんですが。おかげで、このごろ豚カツを食べにいっても、箸でなんか切れやしないから、みんな齧り付いて噛み切って、実に食べ方が汚い。亡くなった同士松井くんが草葉の陰で泣いてますよ。

2018年2月26日 (月)

男はみなマザコン・ロリコン・スケベ

最近どこかで電子書籍をただ読みしたとき、男はみんな「母親」「妹」「風俗嬢」に弱いというようなことが書いてあったことを思い出しました。弱いというか、配偶者というか恋人にこの3ポイントを求めていると。平たく言えば、「マザコン」で、「ロリコン」で、「スケベ」だということだそうです。

なるほどな~と思いつつ、自分を振り返ると、少なくとも僕は、「マザコン」ではないな、と思いました。僕の母は大変立派な母だと思いますが、いまだに少女気質が抜けない、ちょっと男性っぽい(頭の中のお花畑を隠さない)人なので、僕はマザコンにはなりませんでした。その点、僕は母に大変感謝しています。ちなみに僕の弟はきっちり「マザコン」なので、母が偉いのか、僕がたまたまそうなのかはわかりません。ただ、配偶者に対して「こんな母親がほしかったな」と思っているから、「マザコン」の気はあると思います。

僕が「ロリコン」かどうかというのは、妹がいないからよくわかりません。でも、妹がほしいという願望があるから、年下でお兄さんがいて末子の妹である人と結婚しているし、今までの恋人もみんな「お兄さんがいる妹」だったのかもしれません。年上もいたけど、女性は幼稚園に行っているときからませているから、年齢は関係ないんじゃないかというのが僕の意見です。つまり、女性というのは例え年下でも、お姉さん(下手したら母親)みたいなものではないかと。それより、「妹に優しくしたい」という「ロリコン」の気は、猫好きなところに表れているのかもしれません。

「スケベ」かどうかは、スケベでない男を僕は見たことがないから、普通だと思います。格好悪くて恥ずかしいからガツガツしたりはしませんが、戦略を立ててどうすれば欲望が満たされるかは考えます。「この人はどんな風かな?」という妄想もします。いたって普通だと思います。

2018年2月25日 (日)

クワイエットルームにようこそ(映画)

睡眠薬を飲酒しながら誤って過剰摂取し、「自殺志願者」と誤認されて精神病院の閉鎖病棟で拘束された状態で意識を取り戻したことに始まる話。「保護者」である配偶者の同意がないと退院できないのに、配偶者が海外出張していて連絡が取れないため、拘束こそ解かれて一般病棟にすぐ移るものの、結果として長期(といっても2週間程度?)滞在する中での、他の患者たちとの交流も描かれます。

主人公を内田有紀がやっていて、美男子系女子が好きな僕が、いままで唯一どうも好きになれなかった内田有紀が「かわいい」と思えました。好きだとは思いませんが、「まあこれなら」と。あと、いつもどおり大竹しのぶの演じる「超ムカムカ」キャラがみごとで感心しました。みんな、自分ごとだと思って自分自身を見つめなおしてほしい。

話としてはあまり個人的に身近でもリアルでもない話で、コメディーだと思って観るにしてもつまらないものですが、時おり襲ってくる眠気に負けつつ、最後まで観ることができました。たぶん内田有紀のかわいさと、ガリガリの蒼井優のおかげです。

2018年2月24日 (土)

給食の鯨メニュー

先日会社の人たちとお酒を飲んでいて、女性社員(未婚/年齢不詳)が「私は給食で鯨を食べました」と言うから、そんなことを言うと歳がばれるんじゃなかろうか? と不安になりました。調べてみると、わが国は1986年ぐらいから商業捕鯨をやめているから、1986年に小学生だったのは1980年以前生まれ。今年38歳以上です。

「そうか、38歳(以上)ね」と彼女の年齢が判明しましたが、まあそんなものじゃないでしょうか。僕(45歳)より年上ということはないだろうけど、ほとんど同じぐらいじゃなかろうかと思っていたので。

ところで、日本政府の意向もあるのか、最近は学校給食に鯨メニューが出るようで、うちの子どもたちも食べた記憶があるようです。給食で出ようが出まいが、僕はときどき鯨肉を買って帰るから、うちの子どもたちは鯨を食べているのですけれども。

このごろ居酒屋でも鯨のお刺身がメニューにある店が増えたような気がします。不味い不味い牛肉(焼肉食べ放題が好例)なんかより、生食もできる鯨肉がもっと市場に流通してほしいものです。昔みたいにカツとか焼肉にしたら、鯨肉は硬くて不味い(赤身肉だから)ので、生食か煮込みなんかがいいのではないでしょうか。関西人としては、おでんにコロ(皮)を入れたいところです。

2018年2月23日 (金)

Every Day(映画)

交通事故でこん睡状態のはずの恋人が月曜日の朝、家に現れて「時間を、もらったのね。1週間」と言うことから始まる映画。つまり、彼女との時間は残り1週間で、本人は病院でこん睡状態だから、その亡霊だか妄想と1週間かけて思い出作りをする様子を描いた映画。

こういう荒唐無稽な話は、一般にあまり男性うけしないと思いますが、僕もすごく眠くてちゃんと全部観ることができませんでした。なんか定年間際のおっさんと、同僚の女子が出てきてなんかやっているところを観たような気もしますが、夢か他の映画化の区別もつきません。亡霊だか妄想だかと誰かの「離婚式」に行って、その帰り道の様子がパッケージ写真になっていることはわかりました。

最後のほうで、「ただいま」「おかえり」をお互いに言い合うシーンで、「あ、これはもう出て来ないパターンだな」と思ったら、やっぱり出てきませんでした。ここで泣かせようという意図なのでしょうが、ちょっと甘いですね。新劇的にパターンにはめたいのなら、それまでにそういう構成と演出にしてこないといけないだろうし、そうじゃないのなら意表を突くかたちで泣かさなければ。

2018年2月22日 (木)

フレームレッド

新しいCIVICを買うなら何色にしようかと考えていて、最初は赤のつもりでしたが、CMを観ていたら黒もいいような気がしてきました。配偶者は青がいいようです。しかしながら、どれもこれもイマイチ決め手に欠けます。パッとしない感じ。海外仕様を見てみても、日本ではポリッシュドメタル(赤みがかかった濃いグレー。ガンメタル?)しかないグレー系が、明るいルナシルバーと暗くて青みがかかったソニックグレイの2色が追加されるだけ。クリーム色とか黄色とか黄緑とかがありそうなアメリカ仕様も同様です。アメリカ人は、自分で勝手に好きな色に塗り替えるんでしょうか?

というようなことはともかくとして、「早くミラノレッドをやめればいいのに」と僕は思っていたので、新しいフレームレッドには興味がありますが、実際に見たことはありません。S660から導入された色だと思っていたら、2004年のLifeからある色みたいでした。

現在のHonda車の赤といえば、メタリックのプレミアムクリスタルレッドが主流ですが、この色もまったくといっていいぐらい見かけません。かつて日本の自動車の外装色は、(1960年ごろまで)赤と白は禁止でした。消防車と救急車の色だからというのがその理由。これを打ち破ったのが本田宗一郎さんで、Honda初の乗用車S500のボディカラーは赤と白でした。かように、Honda車といえば「赤」の印象が強いのですが、それは僕が老人だからでしょう。実年齢こそ40代半ばですが、自動車に関しては60~70代ですから。

すっかり今やHonda車といえば「白」になってしまって、それはそういうわけで間違いではない(初期のF1の色でもあるし)のですが、「赤」のほうも忘れないでいただきたいものです。そして、その赤いCIVICを買おうかと思っている僕は、どんな色なのか自分の目で確かめたい。

2018年2月21日 (水)

3速発進をしかけました。

BEATで右折待ちをしていて、対向車が途切れた瞬間を狙ってギアを入れ、発進しようと思ったら、加速が鈍い。「3速に入れちゃったな」と思ったので、安全に右折を終えられないと判断し、発進を断念しました。

AT車だったらありえない状況ですし、普通の人だったらそのまま3速発進して加速が足りず、左側に対向車がぶつかる事故になっていたかもしれません。こういうことがあるから、MT車はAT車と比べて誤発進が少なくて安全だとは言いませんが、間違いに気づきやすいかもしれないなとは思いました。BEATは5速が普通車の3速ぐらいなので、3速は普通車の2速ぐらい。だから発進ができてしまいましたが、普通なら3速発進なんかできないはず。

まあ、普通なら、どんなに慌てていても1速と3速を間違いえたりなどしないのかもしれませんが、BEATは横方向のゲートセレクトが近いから、こういうことはよくあって、早い変速をすると2速から5速に入れてしまうこともよくあります。2から5なら、危険は少ないのですが、1速のつもりで3速発進は、特に今回の右折待ちなんかの場合は全然加速できなくて危ないですね。

2018年2月20日 (火)

八所神社(滋賀県大津市)

子どもが小さかったころ、雪が積もらない大阪の子どもが不憫で、冬になると毎年数回行き遊びに行きました。最初は地元金剛山に行っていましたが、大阪中から集まってくるのではなかろうか思うぐらい混むのと、とちゅうの山道が夏タイヤでは不安なので、実はスキー場がたくさんあって積雪県である滋賀県に行くようになりました。

廃業したばかりの比良山スキー場に行ったのが最初で、いままでに一番よく行きましたが、そこまでたどり着けないぐらい積雪があったときに行ったのが、八所神社。本当は国道367号方面に行こうと思ったのですが、「この辺りでもいいじゃん」と思えるぐらい雪があったから。

上の子が高校生、下の子も中学二年生になり、雪遊びに連れて行ってほしいとも言わないし、誘っても行かないというかクラブ活動が忙しくてついてきてくれないから、1人で行ってきました。

数年ぶりで、雪がないから景色も違うし、しかもNAVIのないBEATで行きましたが、地図も見ないで迷わず行けました。日本海側は大雪で大変そうですが、この辺りはまったく積雪もなし。今シーズン積もったとしても数cmで、朝積もったのが夕方には溶けた程度だったと思われます。

それより、台風の被害があったようで、神社がボロボロになっていました。燈籠が若干修理されていましたが、建物はまだ修理のとちゅう。雪が積もっているときは誰かが社務所にいたような雰囲気でしたが、もう長らく誰もいないような雰囲気もしました。

お世話になっていると思うので、参拝だけさせていただきました。

2018年2月19日 (月)

GALLER BLANC Framboise

配偶者にもらったチョコレート(というか一緒に買いに行って、僕がこれがほしいといった)GALLERのエッグコレクションに入っていたミニタブレットのBLANC Framboiseが、想像を絶するお味でした。単品板チョコ1つ500円ほどしますが、日本製の高い板チョコを買うなら、これを買ったほうが価値があると思うぐらいに。

こういう果実やジャムやソースなどが入っているとか、場合によってはホワイトチョコレートとか、茶色くて甘い塊り以外のチョコレートを僕は邪道だと思うので、好きなものを後に残す(嫌なことをさっさと済ませる)タイプの僕は、真っ先に一番邪道そうな「フレッシュなラズベリーとヨーグルト風味のホワイトチョコレート」を食べました。ところが、これが大変結構なお味です。「ヨーグルト風味」というのが、僕の心に響いたのかもしれません。普通この手のチョコレートから想像されるような、これが乾燥ラズベリーを使っているかどうかは知りませんが、ああいう乾物っぽさは皆無。かといって、単にヨーグルトにラズベリーソースをかけて食べるのとも違う、「これでなければならない」感満点の食べ物でした。

あまりの衝撃に、僕はあと残っている7つのチョコを食べるのが惜しくて、毎日枕元に置いた缶(卵形で可愛い)を眺めてニヤニヤしながら寝ています。

2018年2月18日 (日)

愛を語れば変態ですか(映画)

奥さんに浮気されたのは自分が仕事ばっかりしていて奥さんを顧みなかったからだと考えた男が、奥さんと2人でカレーの店を始めようと思って準備しているところに、アルバイトの面接に来た横柄なフリーターや店を手配した不動産業者や奥さんの浮気相手がやってきて、最後は乱闘するという映画。

奥さん役が黒川芽以で、この人は確かにこういう役(たくさんの男の興味関心を惹く女性役)に相応しい風貌だと思いました。すごく美人とか可愛いわけでも性格がいいわけでもないけれども、モテモテな女性というか、断れずに二股三股となる人の標本みたいな。

終盤外に出ますが、ほぼ開店前のカレー店内と玄関先で話が進行します。映画にしないで舞台でいいんじゃないの? と思いますが、空が高いから雰囲気は映画のほうがいいかもしれません。そういう感じなので、話の流れもちょっと無茶が多い。コント劇っぽい感じというのでしょうか。

オチも、奥さんが逆切れ的になるという、最後そうなるんだったら最初っからその男らしい感じで男どもを手玉に取ればいいじゃん、と思ってしまうところが残念でした。「そのオチですか?」みたいな。ただ、黒川さんがやったらなんだか説得力があって、まあいいかみたいなのも事実ではあります。

2018年2月17日 (土)

百円の恋(映画)

引きこもりのどうしようもない女の子(といっても32歳)が、プロボクサーになる話。引きこもりでどうしようもないぶよぶよの安藤サクラが、プロテストと試合のために締まった体に変わるところがとりあえず興味深かったです。

引きこもりだったのに、ボクシングを始めるきっかけになった新井浩文がまたプロボクサーとは思えないどうしようもない男(現役中も喫煙するし、飲むし食う)で、そういうどうしようもない人でも頑張ればちょっとは他の人の心に響けるんだよ、という応援の映画かもしれません。

とはいいつつ、そういう境遇の人に頑張れという勇気を与えるかもしれませんが、そう受け取れる人はすでにもう少しマシな環境にいるはずだから、結局普通にストレートに「どうしようもない人が頑張ったけど、見苦しいよな」と一般には受け取られてしまうのかもしれません。難しい映画です。

2018年2月16日 (金)

風邪薬に含まれる鎮咳成分のせいでひどい便秘に。

風邪か花粉症かわからない症状が出たので、絶対にインフルエンザではない(熱発・関節痛等なし)から、とりあえず時期的に風邪だろうと、咳とたんがあるけど喉は痛くなく、鼻水は水っぽいという症状にあわせて、最も一般的な風邪薬だと思われる大正製薬のパブロンのブロムヘキシン塩酸塩入り(パブロンSa錠)を飲みました。

飲んで1時間ぐらいで咳もたんも軽減して大変快適、でも服薬4時間ぐらいで効果が切れてくるとまた咳とたんが増えるという、要するに薬がよく効いていることに満足していたのですが、うんこがでなくなりました。便意があるからトイレに行くのですが、どうやっても出ない。

食事を減らすようになってから、こういうことはままあるので、いつものように温水便座で出口にお湯をかけて刺激しつつふやかしてもダメ。猛烈な便意があって、ウンと出たがっているのに、まったく出ません。

これはもう、最後の手段しかないなと浣腸をすると、とりあえずバケツ1杯ぐらい出ました(久しぶりに1回では全部流れきらず、便器に具が残った)が、まだ三割ぐらい体内に残っている感じがあります。いままで考えたこともなかったですが、鎮咳成分のジヒドロコデインリン酸塩の副作用に、便秘があったことを思い出しました。

2018年2月15日 (木)

ひそひそ星(映画)

血液と人体の断面にこだわる、乱闘やバイオレンスが欠かせない園子温監督が25年前から温めていたという脚本の映画化。誰も制作費を出さないから25年待ったけど、やっぱり誰も出さないから自分で出した(いわゆる自主制作)という、つまり自分は作りたくて仕方ないけど、他人の賛同は得にくい内容ということです。

実際、アンドロイドが1人で宇宙を巡って荷物を届けてまわるだけの映画で、とてつもなく退屈です。お届け先の星は全部、津波で荒廃した福島県南相馬市と浪江町(でロケ)。

観る価値がないとは言いませんが、園監督のファンでもなければ観ないだろうし、他の映画とぜんぜん違う(これでお金儲けしようとは思っていない。芸術家が「表現した」ということ)から、観なくてもいいと思います。

2018年2月14日 (水)

地獄でなぜ悪い(映画)

園子温監督の映画はたくさんあるので全部は観ていませんが、「冷たい熱帯魚」に始まり「恋の罪」「ヒミズ」「希望の国」「愛のむきだし」「ひそひそ星」「ラブ&ピース」「リアル鬼ごっこ」といったところを観ています。とにかく「血液」と「人体の断面」にこだわりがある監督なので、R12にもかかわらず、この映画でもそれはふんだんに登場しますが、個人的にはさすがにもう見慣れたというか見飽きたというか手の内がわかっているというか、滑稽ですらありました。

初の「娯楽活劇」というだけあって、冒頭から伝説の日活無国籍アクションのオマージュだかパロディっぽさを感じました。が、だんだんそれも薄らいで、「園節」という風情になります。最後の乱闘なんて、かなり滅茶苦茶で、たぶん「可笑しさ」のクライマックスなんでしょうが、その可笑しさが「カメラを回しながらマシンガンで人間ミンチを作成」とか「頭に日本刀が刺さったまま、その日本刀で障子を破る」とか、文字だけ見たら不謹慎さすら感じるもので、これぞ園監督。たぶん、「リアルに普通の人が紛争地なんかじゃこういうことをしていうんだよ、世界では」というメッセージなんでしょう。普通の市民同士の紛争で、首の千切り合いなんかをしているところもありますから。

登場人物がこれまでになく超豪華で、園作品常連のでんでんさんも、奥さんの神楽坂恵なんかも、ちょっとしか登場しません。かわりに、「冷たい熱帯魚」を除いてちょい役が多かった渡辺哲さんがたくさん出ていました。初登場の國村純さんも、園監督にかかれば首がちょん切れて「アボ~ん」な表情でお亡くなりになります。二階堂ふみちゃんだけは、あまり汚れというか穢れがないかな? と思えますが、役柄自体が穢れているような気がしないでもないです。

2018年2月13日 (火)

必殺剣 鳥刺し(映画)

殿様が側室の言うままに悪政を働くので、自己犠牲精神に基づいて側室を刺殺した藩士へのお咎めが、「1年間の閉門(幽閉)と降格」だけだったことに始まる話。その沙汰を下したのには裏があったという話が中心です。

悪い側室役が関めぐみちゃんで、さっさと冒頭刺殺されてしまうのが残念ですが、いい存在でした。お咎めを受けた藩士が豊川悦司さんで、奥さんが亡くなったこともあって斬首覚悟で犯行に到ったわけですが、その奥さんの姪の池脇千鶴ちゃんから生き続ける希望をもらいます。相変わらず池脇さんが可愛い。見た目じゃなくて、動きと言葉(つまり演技)で可愛さを印象づけられます。

最後は悪い裏事情というか計略にはまって豊川さんはお亡くなりになり、そこに到る経緯で痛い痛い血まみれシーンというか殺陣があって、時代劇ファンの期待に応えるでしょう。豊川さんの帰りを待つ池脇さんが気の毒ですが、そういうキャラだからこれまた可愛さ倍増です。

2018年2月12日 (月)

ぼくたちの家族(映画)

母親の言動がおかしくなったことから病院受診、脳に問題(腫瘍)があるという診断で、「この1週間が山でしょう」と言われてしまうことに始まる物語。「どう(治療を)しようもありません」と入院すらさせてもらえないことから、せめて治療をしてくれる病院を探すうちに、「脳腫瘍じゃなくて悪性リンパ腫の可能性がある」という診断をしてくれる病院を見つけ、「悪性リンパ腫」の確定診断を得て治療もしてもらえます。

まあそれはそれでいいとして、父母に息子が二人、長男の嫁(懐妊中)あたりが主要な登場人物ですが、全員ボンクラなのがポイント。映画や物語では、たいてい誰かヒーロー格がいて、格好良く物事を解決するものですが、そういう人は出てきません。「悪性リンパ腫」の確定診断に到る最初の病院の医師(ステロイド投与に反応があった点に着目)と、確定診断した紹介先の医師がちょっと格好いいかも、という程度。そのボンクラさ加減が、一般人のよくある話っぽくてリアルではありますが、ちょっとボンクラさが過ぎるような気もします。観ているお客さんに「こいつらボンクラ」と思わせるために、ちょっと脚色しすぎたのでしょう。例えば、自家用車が古いクラウンなんですが、ベコベコに凹んでいます。そこまで凹ませなくてもいいだろうにと思いました。

2018年2月11日 (日)

にがくてあまい(映画)

わかりやすいラブコメディーでした。こういう映画は血も出ないし、安心して観ることができます。野菜嫌いの女子がベジタリアンの同性愛男性と同居して野菜が好きになり、野菜農家の実家との関係も修復されるというような内容。

僕は外食するとき、肉はどうでもよくてとりあえず野菜があればいい(魚はたまに食べたい)というような人なので、菜食主義ではないけれども心情的菜食主義ぐらいの気持ちです。弁当でも外食でも、野菜の多い(豊富な)メニューを選びます。家で鍋をすると、ほとんど豆腐しか食べません。肉や魚は鍋の出汁、野菜は増量目的という感じです。

それはどうでもいいとして、同性愛男性がベジタリアンという割に牛乳を飲んでいるような気がしたのですが、豆乳だったのだろうと解釈しています。あとで豆乳を料理に使うシーンがあったし。とにかくこの男性、野菜をやたらと細かく切ってしまう(料理人がよくやる)のですが、野菜嫌いの実家(男性憧れの農家だった)で、野菜嫌いの父に「もっとざっくり切れ」と言われるところで拍手しました。日本人なんだから、もっと素材を活かさないと。

あと、こういう食べ物が登場する映画だからよけいにそう思うのですが、野菜嫌い役の川口春奈さんの食べかたが綺麗だったのに感動です。例えばシチューというのは洋食だから、本当はお皿を置いて食べるべきなのですが、あえて手に持って食べたところが素晴しい。箸の使いかた(器を持って箸を手にするときの所作)も完璧で、こういう細かい演出が効いているところが、この映画最大の魅力だと思いました。

2018年2月10日 (土)

さいはてにて やさしい香りと待ちながら(映画)

ちゃんとわかっていないのですが、要するに、船に乗っていた父が船と一緒に行方不明になって一定期間過ぎたから、失踪宣告によって相続を受けたお嬢さん(永作博美)が、父の船小屋でコーヒー豆を売りながら父(と一緒に船ごと行方不明になった人)の帰りを待つ映画。

相続を受けたといっても、ほとんど借金だけだったみたいです。それは冒頭ポンと返します。なぜ返せたかははっきりしなくて、最初はモヤモヤしますが、たぶんコーヒー豆がよく売れて儲かっているんだろうかと思われます。船小屋を改装してコーヒー豆を売り始めるその改装費がどこにあったのかも同様に謎ですが、同じ理由でしょう。

そんなことは(気になるからしょうがないにしても)どうでもよくて、コーヒー豆を売るいっぽうで、店ではイートインというかドリンクインもできます。喫茶店がないようなところだから、喫茶店代わりということでしょう。その流れで、人々とちょっと交流があって、その話のほうがメインかもしれません。

佐々木希ちゃんが、シングルマザー役で出てきて、ちょっとあまりいい母親ではない風ではありますが、可愛いし最後は改心する(永作さんと一緒にコーヒー豆を売る)から、それでいいのです。

2018年2月 9日 (金)

ストロベリーショートケイクス(映画)

4人の若い(20代?)女性の日常を描く映画。フリーターと派遣型風俗嬢/会社員とイラストレーターという2名ずつが、生活というか人生において互いに接点がありますが、ペア同士の交わりはありません。

原作者がイラストレーター役で出演していて、だからきっと原作に忠実なんだと思います。読んだことがないから何ともいえませんが。読んでいようがいまいが、観ていて辛いとか眠くはなりませんでしたが、あまり男が観て面白いとは思わないかもしれません。だから、一緒についてきた男性向けサービスシーンが若干あります。

正直に申し上げて、この映画で印象に残っているのは2点。フリーター役の池脇千鶴さんが相変わらず可愛いのと、池脇さんが乗っているVespa。この映画のためだけに免許まで取った(原付版Vespaだといいシーンが撮れなかったらしい)そうですが、確かにちょっとクラッチのつなぎかたが、Vespaに乗る人にしてはイマイチでした。

ただ、僕は大学生のときに3回ぐらいVespaに乗った(すぐ壊れて修復不能になったから、3回ぐらい)ことがありますが、あのときの感動が甦りました。

2018年2月 8日 (木)

淵に立つ(映画)

日本とフランスの合作だからか、少し不思議な雰囲気がある映画でした。が、監督も出演者も舞台も全部日本なので、観ていて違和感があるというようなことはありません。ただ、端々がちょっと不思議というか、例えばピアノでなくてオルガンを弾くところなんかが「フランス」っぽい象徴ですし、そういうことの結果として全体になんとなく邦画とは違う感じがしました。

話としては、筋が通らないというか、なんとなく思わせぶりな感じもありますが、浅野忠信さんがお嬢さんの障害の原因を知る重要人物であることに変わりはなく、証明できないから「犯人」とはいえないにしても、日本の警察なら真っ先に疑われる人物であります。

その他、山奥まで潜伏先を追って見つけたオルガンを弾く人が別人だったという話は、「そんな偶然がないとは言わないけど、おかしすぎるでしょう」と(オルガン人口を鑑みて)日本人の感覚としては思います。

浅野忠信さんはもちろんのこと、父と母のお二人も演技が秀逸なので、観ていて大変安心できました。お嬢さんの真広佳奈さんは、ときどき辛そうにしているのが気の毒でしたが、ちゃんと映像にするところがフランス流なんでしょう。話はおかしい気もしますが、そういうところで観る価値ありだと思いました。

2018年2月 7日 (水)

感染列島(映画)

久しぶりに観たひどい映画。展開がおかしいうえ緊張感があるのかないのかわからないところに、壇れいとの寸劇(ロマンス系)が混じって、「なんじゃコレ」としかいいようがなかったです。都合よく、主役の妻夫木聡と壇れいだけ感染しないのもおかしいし、いくら新型インフルエンザ疑いとはいえ、そもそも出血性炎症はインフルエンザの症状としてありえたとしても、せいぜい呼吸器系かひどくて消化器系の粘膜からだけのはずで、目や皮膚からの出血なんて別の感染症を疑うべき。

あと、映像や作りがチープだと思ったら、途中から海外シーンが満載で、こっちで予算を使ったんだな~と思いました。というか、たとえそうでも、そう思わせてはいけないはず。

映画というより、特番ドラマみたいだと思ったら、製作委員会の面々にTV局がたくさん入っていました。入っていても、映画らしい映画も他にたくさんあるんですけど。

2018年2月 2日 (金)

Vespa

「ストロベリーショートケークス」という映画で、池脇千鶴が旧型なVespaに乗っているのを観て、大学生のときに乗ったVespaを思い出しました。あれは実に興味深い乗り物でした。

当時、4輪の自動車とは別に自転車代わりにHonda LEADに乗っていたのですが、Vespa(分離給油の50Sというモデル)はMTだということより何より、そのヒラヒラ感と乗り心地のフワフワさで、「これで信頼性があれば絶対に買う」と思いました。信頼性というのは、やってみないとエンジンが始動するかわからないのと、複雑なケーブル・ワイヤー類のメンテナンス。

ヒラヒラ感というのは、まったく下が使えない常に最適のギアを選んでブンブン回さないと交通の流れに乗れない(特に坂道)ところと、鼻先の軽さ(子ども用自転車並み)。フワッフワの足回りのしなやかで腰があるところと相まって、金斗雲に乗る孫悟空気分でした。

グリップチェンジは、慣れてしまえばそういうもんだと思いますが、機構上クラッチレバーの角度が一定ではないところが、どうかなと思います。困りはしないのですが、インターフェース的に。

映画で池脇千鶴さんは、Vespaに乗るためだけに小型二輪免許(現普通二輪免許小型限定に相当)を取ったそうですが、道理でなんかあまり運転が上手くないと思いました。というか、免許取りたて(撮影の1週間前に免許所得を決めたそうです)にしては、上手ともいえます。あの乗りにくいVespaを、それなりに転がしているわけですから。よっぽど、休日に街中を走っているペーパー女性ハーレーライダーのほうが下手クソです。たぶん、すごく優秀なトレーナーのレクチャーを受けたのでしょう。最後は本人のセンスの有無ではありますが。

というわけで、BEATを引き取ったときに諦めた二輪免許所得を、また考え始めているところです。普通二輪なら7万円未満で取れますから。VespaもPX(最後のグリップチェンジ)の新車がまだ残っているみたいだし、絶好のチャンスかもしれません。

2018年2月 1日 (木)

CG系で絶賛のHonda CIVIC。

外部ライターに頼らないため、独自の試乗記が読める重宝な自動車雑誌CarGraphic(CG)のTV版CGTVで、“CG Award 2017”の回を見ていたら、「CIVICはノミネートの時期の関係で2017年には入らなかったけど、入っていたらたぶん1位」というようなコメントがあって、「それは一大事だ」と昨年末発行のCG本誌を立ち読みに行くと、「巻頭試乗記」ということで載ってました。

どうも、1ヶ月後の号に載せると情報遅れになってしまうから、無理にページを作った感を感じます。それぐらいなんだか価値ある記事だという意図を感じ取りました。

Award 2017の翌週のCGTVはそのCIVICの回。Awardの回で松任谷さんが「CIVIC TypeRは見た目以外はすごく好き」と言っていたのですが、観てみると、「思いがけず、すごくよかった。GOLFよりいいかも」みたいなニュアンスのコメントがあったような気がします。GOLFといえば、「超高級車ベントレー並にいい」と多くの日本の自動車評論家が言う大衆自動車のメートル原器みたいな車。それよりいいかも? とは、これ如何に?

CG以外のメディアでは、「悪くないけど、(CIVIC好き以外の)誰が買うの?」みたいなことになっています。「これでなきゃ」な魅力がないと。CGという雑誌は、本音と建前な雑誌で、本文とは別に「パーソナルチョイス」というものが用意されていて、本文で「これがいい」と雑誌としての建前を提示したうえで、スタッフの個人的な「これがいい」を載せるのが伝統です。近いうちに、そういう記事が載るらしいので、それを楽しみにしています。

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