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2017年9月 8日 (金)

ジョゼと虎と魚たち(映画)

田辺聖子原作の短編小説を、池脇千鶴と妻夫木聡出演で映画化。足が麻痺して歩けない孤児の池脇千鶴と、普通の大学生の妻夫木聡の、婚約寸前に至る恋愛と破局の物語。

まず好きか嫌いかというなら、僕はかなり好きな映画でした。まず第一に、池脇千鶴とその養母の新屋英子の台詞回し。完璧な関西訛をパーフェクトな説得力と感情を込めて演じています。監督は関東の人だから、脇役の上野樹里も含めて方言指導は皆無(現に、青森出身の新井宏文はデタラメだった)、100%自分の言葉ということ。この池脇千鶴台詞回し、関西人以外には棒読みに聞こえると思います。関西人(関西訛を話せる人)にしかわからないでしょう。

それと、障害者というか社会の弱者と健常者の係わりというすごく重いテーマなのに、笑いを交えつつある意味軽いタッチでしっかり肝心の部分は描けているということ。最後のほうで、ものすごく残酷なことをされてしまったことを示唆するような部分もあるのですが、「まあ、それもよし」と軽く流してしまいます。田辺聖子さんが大阪の人だからでしょうし、監督と脚本(兵庫出身の女性)が秀逸なんでしょう。最後、池脇千鶴が車いすに乗っているシーンのあと、一人ぼっちだけどそんなに寂しくなさそうな日々の雰囲気(清潔な室内・曇りのない池脇千鶴の表情)で終わるところが、実に爽やかで気持ち良く見終えることができました。

事実上(僕がいいと思った部分に関して)何の賞も獲得していないようですが、ラストはいわゆる平凡(だけど、あれしかないという意味では100%完璧)だし、関西弁を解さない人にはわからないんだからしょうがない。

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