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2017年8月11日 (金)

冷たい熱帯魚

1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件にヒントを得たという映画。主演のでんでんさんが、今までにない役をみごとに演じて各種賞(最優秀助演男優賞など)を取ったそうですが、観たら「なるほど」と思いました。というか、この映画の見所は、普通の人にとってはたぶんそこだけ。

「連続殺人事件」をヒントにしているからサスペンスとかそういう映画というわけではなく、ジャンル分類としては「ホラー」になるそうです。確かに、犯人は最初っから明白だから、サスペンスではなく、だから謎解きもなし。人を殺してバラバラにして、骨は焼いて皮や肉は川に捨てると、内容もよくわかってみたわけですが、具体的な解体するシーンはありません。「これから解体作業を始めます」と、各種刃物が用意されるところと、作業終了後の分けられた肉片と骨と皮と内臓が映るのが2回ほど、半分解体した後の、残った上半身と棒状の肉をサイコロ状にするところが1回。だから、まあ、肉屋のバックヤードか熟成庫を見ているのに近いわけですが、違うのは一面血まみれなだけ。捕鯨船で、鯨を引き上げてすぐ解体しているシーンに近いでしょうか。

骨をドラム缶に放り込むシーンも、ラーメン屋の豚骨と同じような扱いだし、棒状の肉をサイコロ状にするのも、棒ヒレ肉をひと口カツにしているような感じだし、肝臓を見せるシーンも、肉屋でレバーを牛乳で洗うのを観ているようなもの。もっと具体的に、病院で目の前で正中切開(肋骨の合わせ目を切って心臓などを露出させる手術)された断面をよく観ているのもあって、そんなに刺激的ではなかったというのが個人的な感想ですが、一般にはじゅうぶんグロいでしょう。

最後の終わり方が、イマイチでした。正直な意見なんだろうし、僕らも内心そう思いつつ生きていることに気づかされるとはいえ、何とも後味が悪い。ホラー映画はエンターテイメントなんだから、私小説とか文芸ならともかく、後味が悪いなりにもうちょっと考えてほしいものです。

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