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2017年6月11日 (日)

JICA関西食堂

国際協力機構(Japan International Cooperation Agency)の関西の拠点の食堂である「JICA関西食堂」に行きました。「食べることから始める国際協力」というのが宣伝文句ですが、さまざまなエスニックフード(日替り・週替り・月替りで種類も豊富)と、食の禁忌があるムスリム用ハラール食が食べられることと、これは大切なことだと思いますが、比較的廉価であることが魅力的です。国立民族学博物館の高い高い(しかも内容がほぼ固定している)ご飯に正直うんざりしていたので、いいところを見つけたと思いました。

僕は「ベジタリアンミール」という「野菜のフリッター(スイートチリソース添え・ライスか小鉢付)」と、「バーミヤ・ビル・ラッハマ」というマトンとオクラのトマトソース煮込み(シリア料理)を、配偶者は月替わりメニュー「ウガンダ料理」にしました。

ウガンダ料理の特徴は、主食が複数あって、おかず(というかスープ)が1種類ということ。いろんな主食をスープに浸して食べるのが基本。とうもろこし粉の団子・ビーフピラフ・ふかし芋(本来タロイモやヤムイモらしいですが、同じぐらいポピュラーだというサツマイモでした)の主食3種類と、ビーフシチューに加え、日本人向けなのでしょうが、キャベツ炒め(塩胡椒味)がついていました。

例によって、我々夫婦は大変仲がいいので、お互いの食べ物を交換し合って全部食べました。フリッターは、完全に見た目は野菜の天ぷら(ナス・ズッキーニ・カボチャ・ブロッコリー)ですが、天ぷらと違ってグルテンたっぷりの衣です。これをスイートチリソースで食べると、エビチリのエビ抜きの味をでした。つまり美味しいですが、日本人にはやっぱり天ぷらの衣と醤油味のほうが好みだと思いました。

シリア料理は、マトンの美味さがわからないと、ただの臭くて硬い肉のトマト煮込みにグダグダのオクラが入った不気味な食べ物でしょう。和牛に慣れ親しんだ多くの日本人が「外国の料理は不味い」と思ってしまう典型的な味。日本の肉(牛に限らず豚も)が特殊なのであって、肉というものは、固いのをガシガシ噛んでいると旨味が出てきてしかるべきなのです。スルメがそうでしょうが。その基準から考えると、むしろ固くないほうだし、固い肉でも煮込んでほろっとしたのが日本人は好きですが、あれはつまり出汁ガラであって肉の旨味なんかかなり失われているのを、そこまで煮ていないから旨味も残っているし、驚くべきことにマトンのスジ肉まで入っていて、つまりマトンの一番臭くて不味い部位のはずが、ものすごく香り高くて美味しかった。食後しばらくして後味でわかったのですが、ものすごく巧妙に香辛料が使われているからのようです。

ウガンダ料理は、日本人観光客向けという感じで、普通に美味しかった。中華料理店や韓国料理店の料理が日本人好みなのと同じでしょう。米国の寿司がカリフォルニアロールになるみたいな。

来ている人も、7割が日本人で、残りはアフリカっぽい人が多かったです。ハラール食が豊富ですが、アラブっぽい人はいませんでした。ムスリムがアラブ人とは限りませんが。身振り手振りで「ライスボールをビーフピラフにしてくれ」と訴えて、「お会計やり直して(Check again!)」と言われていたのが面白かった。

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