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2013年9月 9日 (月)

映画「風立ちぬ」を、まだ観ていませんが思ったこと。

観た人の意見で多いのは、零式艦上戦闘機を設計した主人公の人が「天空の城ラピュタ」の「パズー」並みに子供っぽいまでにまっすぐな優等生で、おまけにそれ演じているというか声がエバンゲリオンの監督さん(声優としては素人)で、見事にリアリティがないことが気になって物語に集中できないが、それは宮崎監督はワザとやっているに違いないという感じでしょうか。

反戦家でありながら兵器、特に航空機に詳しい宮崎監督が、大好きな零式艦上戦闘機を気持ちよく飛ばせて活躍させるシーンをまさかお客さんである子供たちに見せるわけにはいかないから封印しているという、この映画の大切なポイントに思い当たったとき、小学生のころの友だちの作文を思い出しました。

その友だちの兄は大変なプラモデル好きで、特にタミヤのMM(ミリタリー・ミニチュア)シリーズが好きなんですが、その友だちは戦車などの兵器を見るたびに「そんな戦争の道具を見ると、血が出たり悲しい思いをする人々を想起させて、つらくなる」という内容の作文です。たぶん、反戦教育の最後に書かせた作文だろうと思われます。

これは大変ベーシックな話題で、田宮模型の田宮社長自らそのことに折に触れて説明しておられますが、兵器というのは時代とその国の最先端状況を表す鏡で、例えば旧日本軍やロシアの戦車には万一の際の脱出ハッチがなく、「最後まで命がけで戦え」という国の意志が感じられる一方、米英の戦車には脱出ハッチがあり、「いざとなれば逃げて次の機会に備えよ」という意志が感じられる、というような。だから、物体単体を見ているだけで人間物語を感じられ、興味深くて面白いと。

僕はそういう田宮社長の話は、残念ながら田宮ニュースを購読していたので、友だちが作文を書いたころにはすでに知っており、兵器を見るだけで胸が悪くなるというほどのことはなかったのですが、最近おもちゃ屋さんで「オスプレイ」のプラモデルを見ると、なんだか複雑な思いはします。

宮崎監督の意図は、実際に僕がこの映画を観てから考えることにしましょう。宮崎作品は、監督が何を言いたいのかわからなくても単純に爽快で面白かったのに、この映画はそうではないという下馬評も興味深いです。

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