W210(メルセデスベンツEクラス)
「Das Besten oder Nicht(最善か無か)」の企業方針を改め、利益率向上のためのコストダウンを行った一番最初の車種で、先代(W124)から乗り換えた人の中には「10万Km以上走ったかつての愛車と交換してくれ」という人もいたそうです。
例えば、W124までのシートの内部構造は、フレームの上からコイル→もち網状のバネ→ウレタンクッション→椰子繊維と馬の毛で作った通気性に優れるクッション→表皮(ウールか皮革)という凝ったものとなってます。通常の構造は、フレームにもち網状のバネを渡して(前後方向か左右方向のどちらか。どちらにするかは考え方の違いによる。ヨーロッパは縦方向、日本やアメリカは横方向が多い)ウレタンで成型して表皮というのが多いです。ちなみの僕が大好きなレカロは、フレームにラバーマットという通気性と強度のあるゴムマットでウレタンクッションを支持しています。
これがW210から通常の構造になり、僕は座ってものの30分でふくらはぎのうっ血感を感じました。軽自動車並みのひどさです。シートに限らず他の部分にもこういう事例があったのでしょう、メーカーも「マズイ」と思ったようで、さすがに元には戻りませんが、現在は大分改善されているようです。
W210の前期型の6気筒エンジンは、V6ではなく直列6気筒なので、むしろマニアには前期型のほうが珍重されるそうです。
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