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2008年1月28日 (月)

ホンダ・ドマーニ

Ho_s059_f001_m001_1_l シビックをベースにイギリスのローバーと共同開発した「コンチェルト」の後継車で、同じくローバーでも「ローバー400」として売られました。アメリカ市場重視のため見た目に重きを置いて室内が狭かったシビック・フェリオに対して、車高を高く・ピラー(柱)を立ち気味にというコンセプトでした。1600ccのVTECあり・なしと、1800ccの3種類のエンジンがあり、後に税金の安い1500cc(VTEC-E)が追加されました。

僕はインスパイアのあと、EK9のシビックRを買うまで1800cc版に3年間で50000kmほど乗りました。見た目は陸ガメのようにずんぐりしていますが、考えてみればシビックに1800ccのエンジンを載せたようなものですから、DOHC VTECのSiRのATよりも速く、クラウンの3000ccぐらいの動力性能がありました。このエンジンはB18Bという北米向けシビック・インテグラに積まれていたトルク型のエンジンで、「ガッと発進する」ことが求められる北米市場用エンジンですから、当時としては本当にすばらしい動力性能でした。

Ho_s059_f001_m001_3_l_2 このころのホンダのATセレクター(シフトレバー)は、カタカタカタと節度感がありながら動きが軽く、ODボタンなんてくだらない方式じゃなくD4/D3/2/1 の(PRNを含めて)7ポジションで、さらに2/1は各ギア固定なので、その気になればセレクターを動かすだけで快適にマニュアルシフトができました。回転リミットが6800rpmとホンダにしては低めですが、しっかり下からトルクが出ていて上までスムーズなので、今市場にあったとしても(環境性能を別とすれば)間違いなくトップクラスのエンジンでしょう。足回りは、コーナーの途中に段差があると後ろが横っ飛びをする癖を除けば、当時のホンダ車としてはストローク感があるいい乗り心地でした。

インテリア(写真・中)は可もなく不可もなく。正直言って、可能ならばローバー400のインテリア(写真・下)を移植したかったことを覚えています。少なくともハンドルだけは滑りやすいウレタンを何とかしたかったです。ご自慢のシートにも不満こそありませんでしたが(シートに不満がないことは僕にとっては一応驚異的ですが)「こんなものかな」と思っていたところで、次のEK9のレカロで瞠目させられました。

Rv_s008_f002_m001_3_lこのクルマは不幸なクルマで、何度事故に遭ったかわかりません。事故の修理が終わって引き取りに行ったら、サービスの人が工場でぶつけて再入院ということもありました。市場では地味な印象が払拭できなかったのですが、ハンディな外寸と広い(広すぎない)車内、エンジンと足回りが清々しく気持ちのいい車でした。いつかこういうクルマにまた乗りたいなあと思います。そのときはもちろんMTで。

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